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 介護サービスの現場に携わる者の視点から、実際に体験したエピソードや日頃何気なく思っていること、感じたこと、その他もろもろを綴って参ります。
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blog014.jpg 我が家のペットを事業所に連れて行きました。と言っても“イヌ型ロボット”なんですけどね。数年前、当時の彼女(現在の奥さん)に誕生日プレゼントとして贈った“アイボ”、ちょうどロシアの宇宙船が地球に落ちてくるとかで騒いでいた日に届いたので、宇宙船の名前にちなんで「MIR(ミール)」と名付けて可愛がっていました。しかし、半年もしないうちに飽きられてしまい、哀れ自宅の押し入れの中に長く眠っていたのを、(事業所のマスコットにしよう!)と思いつき、再び日の目を見せてやることにしたのです。

 午前中いっぱい餌を与え(充電)、我々も昼食を済ませて一息ついた頃、満を持して彼をお披露目。「これ、知ってます?」との問いかけに、「テレビで見たことがある。」という答えがすぐに返ってきました。胸のボタンを押して電源を入れると、しばらくしてからゴソゴソと動き出し、ボール遊びをしたり、次々とユニークなポーズで愛嬌を振りまく小動物を、皆目を細めながら見つめています。

 期待通りの反応に気を良くした私は、「コイツ、“お手”とか“お座り”も出来るんですよ。」とデモンストレーションを試みますが、顔を背けたり、前足で「いやいや。」とされたりと、生放送中のテレビ番組のように、肝心な時に全く言うことを聞いてもらえず、みっともないことに―。呼んでもひたすら逆の方向に歩いていく姿を目で追いながら、「長い間かまってやっていなかったので、機嫌が悪いみたいです。」と釈明すると、「飼い主に似て、奔放な性格ね。」と、躾の悪さを笑われてしまいました。

 ・・・喜んで頂ければ、私はそれで―(悔涙)

(写真:飼い主に似て奔放なアイボ)
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 本日、介護保険指定事業者の実地指導がありました。対象となったのは「居宅介護支援事業」「通所介護事業」そして現在は休止中の「訪問介護事業」の3事業です。入職して間もない私にとってはまさに「寝耳に水」、実質的には入職前の運営状況についてチェックされたわけですが、それでもやはり緊張しました。そもそも最近では、指定を受けてから1年以内に必ず実地指導があることさえ知りませんでしたし、昨年(一昨年?)あたりから県だけではなく、保険者(市区町村)も立ち会うようになったということも、今日初めて知りました。詳細はまた改めて書くとして、今回は大まかな1日の流れをご報告します。

 午前10時に県の保健福祉事務所の職員の方4名と市役所の職員の方2名の計6名が来所、正直(こんな小っぽけなところに、何故そんなに大勢で―?)と思いましたが、そんなことはおくびにも出さず真面目に応対します。県の職員の代表の方が「実地指導の通知文」なるものを読み上げ、所長とふたり直立不動で聞きながら、(捜査令状だ!逮捕状だ!!)と頭の中は大騒ぎ。その後、本日の実地指導のスケジュールについて説明を受け、終了予定時刻が午後4時と聞いて、一瞬意識が遠のきますがどうにか持ち堪え、私は設備基準の確認のための事業所内の視察に立ち会うことになりました。目と鼻の先では、所長が事前に準備していた書類の提示を担当。一つ一つチェックされながら段ボールの中に書類が入れられていくのを、(家宅捜索だ!証拠品の押収だ!!)と内心気を揉みつつ、あくまでも静かに見守っていました。事業所が狭い為か、書類は一旦持ち出され、市役所内で中身がチェックされます。約1時間で「事業所内の視察」と「書類の箱詰め」が完了、「(書類の中身のチェックが)終わったら連絡しますので、市役所に来て下さい。」との言葉を残して、御一行は事業所を後にされました。

 先ずは第一段階終了ということで、ほっと胸をなで下ろす所長と私。お互い強がって冗談を言い合いますが、既にかなりやつれた表情。普段の仕事に戻り、他のスタッフとも言葉を交わし、いつものように皆さんと一緒に昼食を摂りますが、どこか気もそぞろで、そわそわしながら“出頭命令”を待ちます。途中、追加資料の提示要請の電話があった際に、市役所へ赴く時刻が午後3時と知らされ、(何を聞かれても、ありのまま正直に答えよう。)と腹を括ったのでした。

 市役所に向かう車中で、所長の冗談も無視してまっすぐに前を見つめ、あれやこれやとシミュレーション。車を降りてエレベーターで4階に上がり、会場の会議室へ―。ノックをしてドアを開けると、今朝がたお会いした6名の方々が書類を前に所々に座っていました。所長は「会社の代表」と「デイサービスセンターの管理者(兼ヘルパーステーションの管理者代理)」として、私は「ケアプランサービスの管理者」として、それぞれ別々に数名の方からヒアリングを受けました。総評が終わり腕時計を見ると午後4時半、予定よりも30分オーバーで今回の実地指導は終了しました。

 ざっとこんな感じです。収穫としては、「市役所の方と多少お近付きになれた」ということ、教訓としては、「何事も正直がいちばん」ということでしょうか?

 とりあえずお疲れ様でした。今日はゆっくり寝たいと思います。


(関連記事)
・実地指導 その2(2008/02/29)


 昨日の実地指導、今日は中身について触れてみたいと思います。あらかじめお断りしておきますが、事業所の所在地や規模、指導に来られるお役所の方々等によって、当然内容も多少異なってくるものと思われます。また、ご紹介するのは「指導事項」ではなく「確認(質問)された事項」ですので、そのあたりも踏まえた上でお読みになり、どうぞご参考になさって下さい。

 先ず、午前中に平面図を見ながら事業所内を視察された際に、設備・運営基準として確認された事項は、以下のとおりです。

・相談室(事務所等と兼用になっていないか)
・静養室(物置等別の用途に使用していないか)
・食堂+機能訓練室(3㎡×定員≦をクリアしているか)
・消防設備(消火器の本数他)
・トイレ
・食事サービスの実態
・入浴サービスの実態(注:当事業所では提供しておりません)
・定員と利用状況
・一日のスケジュール
・備品(介護用品等)
・掲示物(「指定通知書」「重要事項説明書」「苦情解決体制」等)
・重要事項説明書記載内容(例:苦情連絡先に「保険者」「国保連」の明記)
・機能訓練指導員の配置(人員基準と照合)
・送迎車両・運行記録の有無
・利用者の一覧が分かる書類

 また、市役所に持ち出す書類の箱詰めの際に、

・準備必要資料の中で用意されていない(存在しない)もの

がチェックされ、当日追加の要請があった書類は、

・賃金台帳
・源泉徴収票
・雇用保険等資格取得届
・従業者の健康診断結果(未提出の者がいたため)
・サービス担当者会議出席の記録(通所介護)
・利用中止者の個人記録(通所介護3名分)
・利用契約書(通所介護1名分)

でした。

 次回は、午後から実施されたヒアリングについてご紹介します。


(関連記事)
・実地指導 その3(2008/03/03)


 先日の実地指導の際、午後から行われたヒアリングの中で、個人的にポイントだと判断した事項をまとめてみました。あくまでも私見ですので、中には知ってて当然の事や的外れなものもあるかもしれませんが、ご容赦を―。

・「契約書」「重要事項説明書」「個人情報の使用に係る同意書」等の日付記載漏れ注意
・「契約書」は原則利用者本人が記名すること(家族のみの署名では不十分)
・月1回のモニタリングの記録は、詳細且つ確実に残しておくこと(減算対象)
・「通所介護計画書」と「実施記録」は、関連性が明確な様式を使用し、計画性(目標の達成状況等)を意識した記録を心掛けること
・送迎途中の“買い物”は、通所介護サービスとして適当ではない(「訪問介護」に該当するため、利用者が希望しても断ること)
・サービス担当者会議出席の記録は、ケアマネが作成したものではなく、サービス事業者主体のものを整備すること
・サービス事業者主体の「アセスメント表」を整備すること(ケアマネ作成コピーでは不十分?)
・「通所介護計画書」の利用者への交付及びケアマネへの提出をきちんと行うこと
・公文書の記録は鉛筆書き不可
・従業者雇入れ時及び定期に健康診断を実施し、記録を残しておくこと
・全従業員から「機密事項に関する誓約書」をとっておくこと
・就業規則上の勤務時間と実働時間の整合性を確認しておくこと
・雇用契約上の勤務時間(帯)と実働時間(帯)に相違ある場合は、説明できるようにしておくこと
・登録ボランティアの「登録票」「資格証」「実働記録」を整備しておくこと
・防災計画を策定し、定期的に訓練を実施、記録を残しておくこと
・「事故対策マニュアル」は、あれば望ましい

以上です。 


(関連記事)
・実地指導 その1(2008/02/28)


 事業所のパソコンに入っている「介護業務支援ソフト」に手を焼いています。あれこれと機能が盛りだくさんなのはいいのですが、何せ使い辛くて―。ひと通りの使い方をマスターするのが先か、それとももっと解りやすいソフトに乗り換えるのが先か、微妙なところです。

 お昼頃、あるサービス事業者の方から、「2月請求分の介護給付費が“保留扱い”になっている。」との連絡がありました。先月の初めに提出した給付管理票のうち、こちらの手違いでお一人分漏れていたことが判明。平にお詫びを申し上げ、今月月遅れで提出することになったのですが―。

 提出が漏れていた方のデータを呼び出し、実績を修正し、集計処理の後、伝送管理システムに取り込み、フロッピーに記憶するまでの一連の作業に想像以上に手間取り、分厚い取説を片手にソフトと小一時間格闘してしまいました。途中で所長を呼び出すも、聞いてもいないシステム上の理屈を講釈し出して、全く頼りにならず。結局メーカーさんに問い合わせ、どうにか解決することが出来ました。

 どなたか直感的に操作できるおススメの「介護業務支援ソフト」をご存知ないでしょうか?全然支援してもらえてないんですけど・・・(汗)
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55
性別:
男性
誕生日:
1971/01/02
職業:
介護支援専門員
趣味:
瞑想
自己紹介:
大仏です。拝みなさい。
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