介護サービスの現場に携わる者の視点から、実際に体験したエピソードや日頃何気なく思っていること、感じたこと、その他もろもろを綴って参ります。
本日、介護保険指定事業者の実地指導がありました。対象となったのは「居宅介護支援事業」「通所介護事業」そして現在は休止中の「訪問介護事業」の3事業です。入職して間もない私にとってはまさに「寝耳に水」、実質的には入職前の運営状況についてチェックされたわけですが、それでもやはり緊張しました。そもそも最近では、指定を受けてから1年以内に必ず実地指導があることさえ知りませんでしたし、昨年(一昨年?)あたりから県だけではなく、保険者(市区町村)も立ち会うようになったということも、今日初めて知りました。詳細はまた改めて書くとして、今回は大まかな1日の流れをご報告します。
午前10時に県の保健福祉事務所の職員の方4名と市役所の職員の方2名の計6名が来所、正直(こんな小っぽけなところに、何故そんなに大勢で―?)と思いましたが、そんなことはおくびにも出さず真面目に応対します。県の職員の代表の方が「実地指導の通知文」なるものを読み上げ、所長とふたり直立不動で聞きながら、(捜査令状だ!逮捕状だ!!)と頭の中は大騒ぎ。その後、本日の実地指導のスケジュールについて説明を受け、終了予定時刻が午後4時と聞いて、一瞬意識が遠のきますがどうにか持ち堪え、私は設備基準の確認のための事業所内の視察に立ち会うことになりました。目と鼻の先では、所長が事前に準備していた書類の提示を担当。一つ一つチェックされながら段ボールの中に書類が入れられていくのを、(家宅捜索だ!証拠品の押収だ!!)と内心気を揉みつつ、あくまでも静かに見守っていました。事業所が狭い為か、書類は一旦持ち出され、市役所内で中身がチェックされます。約1時間で「事業所内の視察」と「書類の箱詰め」が完了、「(書類の中身のチェックが)終わったら連絡しますので、市役所に来て下さい。」との言葉を残して、御一行は事業所を後にされました。
先ずは第一段階終了ということで、ほっと胸をなで下ろす所長と私。お互い強がって冗談を言い合いますが、既にかなりやつれた表情。普段の仕事に戻り、他のスタッフとも言葉を交わし、いつものように皆さんと一緒に昼食を摂りますが、どこか気もそぞろで、そわそわしながら“出頭命令”を待ちます。途中、追加資料の提示要請の電話があった際に、市役所へ赴く時刻が午後3時と知らされ、(何を聞かれても、ありのまま正直に答えよう。)と腹を括ったのでした。
市役所に向かう車中で、所長の冗談も無視してまっすぐに前を見つめ、あれやこれやとシミュレーション。車を降りてエレベーターで4階に上がり、会場の会議室へ―。ノックをしてドアを開けると、今朝がたお会いした6名の方々が書類を前に所々に座っていました。所長は「会社の代表」と「デイサービスセンターの管理者(兼ヘルパーステーションの管理者代理)」として、私は「ケアプランサービスの管理者」として、それぞれ別々に数名の方からヒアリングを受けました。総評が終わり腕時計を見ると午後4時半、予定よりも30分オーバーで今回の実地指導は終了しました。
ざっとこんな感じです。収穫としては、「市役所の方と多少お近付きになれた」ということ、教訓としては、「何事も正直がいちばん」ということでしょうか?
とりあえずお疲れ様でした。今日はゆっくり寝たいと思います。
(関連記事)
・実地指導 その2(2008/02/29)
午前10時に県の保健福祉事務所の職員の方4名と市役所の職員の方2名の計6名が来所、正直(こんな小っぽけなところに、何故そんなに大勢で―?)と思いましたが、そんなことはおくびにも出さず真面目に応対します。県の職員の代表の方が「実地指導の通知文」なるものを読み上げ、所長とふたり直立不動で聞きながら、(捜査令状だ!逮捕状だ!!)と頭の中は大騒ぎ。その後、本日の実地指導のスケジュールについて説明を受け、終了予定時刻が午後4時と聞いて、一瞬意識が遠のきますがどうにか持ち堪え、私は設備基準の確認のための事業所内の視察に立ち会うことになりました。目と鼻の先では、所長が事前に準備していた書類の提示を担当。一つ一つチェックされながら段ボールの中に書類が入れられていくのを、(家宅捜索だ!証拠品の押収だ!!)と内心気を揉みつつ、あくまでも静かに見守っていました。事業所が狭い為か、書類は一旦持ち出され、市役所内で中身がチェックされます。約1時間で「事業所内の視察」と「書類の箱詰め」が完了、「(書類の中身のチェックが)終わったら連絡しますので、市役所に来て下さい。」との言葉を残して、御一行は事業所を後にされました。
先ずは第一段階終了ということで、ほっと胸をなで下ろす所長と私。お互い強がって冗談を言い合いますが、既にかなりやつれた表情。普段の仕事に戻り、他のスタッフとも言葉を交わし、いつものように皆さんと一緒に昼食を摂りますが、どこか気もそぞろで、そわそわしながら“出頭命令”を待ちます。途中、追加資料の提示要請の電話があった際に、市役所へ赴く時刻が午後3時と知らされ、(何を聞かれても、ありのまま正直に答えよう。)と腹を括ったのでした。
市役所に向かう車中で、所長の冗談も無視してまっすぐに前を見つめ、あれやこれやとシミュレーション。車を降りてエレベーターで4階に上がり、会場の会議室へ―。ノックをしてドアを開けると、今朝がたお会いした6名の方々が書類を前に所々に座っていました。所長は「会社の代表」と「デイサービスセンターの管理者(兼ヘルパーステーションの管理者代理)」として、私は「ケアプランサービスの管理者」として、それぞれ別々に数名の方からヒアリングを受けました。総評が終わり腕時計を見ると午後4時半、予定よりも30分オーバーで今回の実地指導は終了しました。
ざっとこんな感じです。収穫としては、「市役所の方と多少お近付きになれた」ということ、教訓としては、「何事も正直がいちばん」ということでしょうか?
とりあえずお疲れ様でした。今日はゆっくり寝たいと思います。
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・実地指導 その2(2008/02/29)
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