介護サービスの現場に携わる者の視点から、実際に体験したエピソードや日頃何気なく思っていること、感じたこと、その他もろもろを綴って参ります。
“レクリエーション”という検索ワードで、このブログを訪れる方が時々いらっしゃるようなので、かつてレクの教材を作成する際に使っていた“ちょっとした技”をご紹介します。
今ではすっかりお馴染みとなった「なぞり書き」、本屋さんを覘いてみると、百人一首や随筆などの古典文学から、般若心経や漢詩といった漢文ものまで、実にありとあらゆる“なぞり書き本”が、所狭しと並んでいます。「脳の活性化に良い。」などといった触れ込みで、「なぞり書き」が注目されるようになったのは、今から2・3年前。以前ご紹介した「学習療法」と同様、その効果については十分な検証の必要があると思いますが、それはさておき、単純にご利用者に集中して打ち込んでもらえるプログラムとしては、利用価値が高いのではないでしょうか?
市販の“なぞり書き本”を購入して使うのも良いのですが、コピー機で複写を試みると、薄く印字されたなぞり書き部分が思い通りに再現出来なかったり、書籍を複写して利用すること自体、著作権的にどの程度まで許されるものなのか?といった懸念があります。
そこで思いついたのが、「青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)」を活用すること。ご存知の方も多いとは思いますが、著作権の消滅した文学作品を、テキスト形式と XHTML(一部は HTML)形式でそろえているサイトです(別に当ブログと名前が似ているからご紹介している訳ではありませんよ)。著作権を気にせずに使用出来る作品が豊富にあるのですから、ここからなぞり書き用の素材を自由に選ぶことが可能です。
素材を選んだら、加工はご自由に。例えば文章を適当にコピーしてWordに貼り付け、文字のサイズや書体、色(なぞり書きに使用するのであれば、灰色系)などを必要に応じて変更すれば、オリジナル教材も比較的容易に作ることが出来ます。レクのネタにお困りの方は、一度お試し下さい。
(写真:あおぞらデイサービスセンターオリジナル“なぞり書き”教材)
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・学習療法 (2008/03/14)
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