ハワイ

　以前も少し書いたと思いますが、ここの事業所では毎日15時頃に「ティータイム」があります。センターが用意したおやつだったり、時にはご利用者からの頂き物を仲良く分け合って、おしゃべりに花を咲かせる憩いのひとときです。

　普段はつい立に囲まれた狭いスペースで、パソコンと睨めっこしながら仕事をしている私ですが、「お茶が入りましたあ～。」とお声が掛かれば出て行かないわけにもいかず、やりかけの仕事を放り出して、皆さんと合流します。

　意外といいんすよ、この“お茶の時間”てのが―。ご利用者とスタッフが一つのテーブルを囲んで、お菓子をつまみながら談笑するのって―。仕事上の関係を超えて、ごく自然に「人と人」が同じ目線で向かい合っているような、そんな気にさせてくれるんです。

　今日も事業所の真上を飛ぶ飛行機の騒音を聞きながら、「空港が近いから、結構この辺は（飛行機が）低く飛んでますよね。」と切り出せば、「空港の雰囲気って、なんか良い。行っただけで、旅行した気分になれるから―。」という話題になり、「そう言えば福岡からハワイまでの直行便って、なくなったんですよね。」と続き、「ハワイいいよね。」「私、結婚式ハワイで挙げたんですよ。」「ハワイはもう、何回も行った。」「行くのはいいけど、帰りたくなくなるよね。」「いやあ、ハワイ行きたいなあ・・・。」などと盛り上がって、「じゃあ、今年の慰安旅行はハワイということで―。」でお開きとなりました。

　他愛もない会話が、そこにいる全員を一瞬常夏の島へ連れて行ったのでした。それにしてもハワイ行きたいなあ・・・。